立冬も過ぎ,
今朝は随分冷え込みました。
ストーブの温かさが恋しくなる季節になると
酒粕や白味噌が我が家の食卓には欠かせなくなってきます。
今年も良い薫りの酒粕と
お気に入りの白味噌を調達して・・冬支度に入ります。
どちらも丁寧な仕事の賜物であり
上品かつ、奥深い味わいの発酵物。
酒粕は、日々のおつゆものに。
白味噌はもっぱら里芋を下茹でし御昆布で出汁をとり
お菓子のような甘さのなめらかな味噌を溶かしてお椀ものにします。
柚子が出回る時期には、吸い口に黄色い柚子を浮かべ
真っ白いお椀の中に温かな黄色と笑みがこぼれるあの香り。
冬の景色に良く似合う、温かな一品です。
人一倍の寒がりですが、冬が近づくと何故か心踊ります。
街に流れるクリスマスソングや、頬を刺すような冷たい空気は
濁りがなく、街路樹の木々の匂いまでもクリアに届けてくれます。
指先がかじかむ外出先から帰宅し、
身体の芯から温かく、しみじみ美味しい粕汁等何よりのごちそうに思います。
一年の終わりを迎える時、重ねられた時間が心身共々
良い発酵にと変化していれば良いなあ^^
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