７３年繋がりで・・

梅雨の晴れ間に物置部屋に風を通そうと
ごそごそと入って行きますと
引越の度に持ち運んでいた（桂CD）と書かれたダンボール。

ひっそりと並んでいる中から取り出した一枚は
RobertaFlack　（ロバータフラック）　Killing　Me　Softly
　

先日のセブリンブラウンに続いて
７３年アトランティックレコードから発売されているアルバムです。
７０年代の時代を反映する解放感、伸びやかさと力強さを感じ、
思わず聞き入ってしまいました。

インタビューでの、ロバータフラックご本人の言葉から

私はシンガーになりたいと思ってました。黒人歌手ではなしにネ。
私は黒人です。中流の下といった黒人家庭に育ったし、
"Black　is　beautiful”黒人は素晴らしいとも思います。
でも、世の中には黒人とは何の関係もない
見事な音楽が山ほどあるんです。（解説　鈴木道子）


唐突ですが
震災時に感じた様々な感情がふっと蘇りました。
差別とは一体何でしょう
答えのない問いを繰り返してしまいます

国籍、性別、場所、選択出来ない事実がある事を受けとめ
生を受けた事に感謝し、
自分の生き方は自分で選択できる自由と強さを持ちたい。

ベースに愛があれば森羅万象、微笑んでくれる瞬間は
何者にも平等であると信じ、日々を生きたいと。

４２才の私にレコーディング当時３２才のロバータフラックの
瑞々しいエネルギーが細胞の一つ一つまで輝かせ
力強い歌声が何かを訴えます。


お部屋の片づけはまた次回に。
今感じるままにと思います。